セルフビルド

節約の秘法 セルフビルド 自分の家を自分で作る方法

はじめに

自分の家を自分の手で作る人たちがいることをご存じでしょうか。かれらは、生業として、家を作るのではなく、多くの場合趣味領域で家を作っているようです。著者は、こういう日曜大工の延長線で家を建てるという営みにロマンを感じています。そして、いつかやってやろうと、虎視眈々とチャンスを狙っているところです。そして、細々と情報収集しているとこですので、何かノウハウが提供できるわけではありませんが、衣食住の”住”の部分の新たな選択肢の一つとして、事例を交えながら、紹介してみたいと思います。節約の秘法というタイトルは、セルフビルドを行うことで、建設コストを圧倒的に抑えることができるからですが、金銭的なメリットだけではなく、楽しみや喜びを与えてくれるものだと信じています。

最近では、タレントの森泉さんが随分とDIYにゾッコンのようで、テレビの企画などでも内装いじったり、セルフビルドに近いようなことをしようとしているみたいです。世間的にも注目度が上がってきているのだと思います。新たに建てるという選択肢の他に古民家再生のようなリノベも低廉で趣のある住居を手に入れる手段です。

こんな話をすると、地方移住が前提のような感じにとれるかもしれませんが、都市部に住みつつ、地方に別荘(小屋のようなもの)を持つというのも面白いと思います。

セルフビルドにかかる費用は?

私が、初めてセルフビルドに触れたのが、この本です。


価格が出ていますが、350万円。平屋の住宅ですが、350万円で新築の住宅がてにはいることはまずセルフビルド以外ではありえません。工期は6ケ月だそうです。

ちなみにここまで安いのは、建設費用の多くは、労務費や経費なのですが、自分でやる分にはそれらがかからないからです。

著者は、畠山サトルさんという方で、住宅業界で、営業、家のプラン作成、現場監督などをするかたわら、、、ではなく会社を辞めて、セルフビルドにコミットしたようです。

畠山サトルさんブログ http://samansa12jp.blog.fc2.com/blog-entry-17.html

セルフビルドの事例

事例① 蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)

これは、先ほどの事例にも輪をかけて、素人には無理だという印象になりそうです。でも、テレビや雑誌などでも取り上げられたことのある有名な建物なので、一応紹介しておきます。

岡 啓輔さんという方が、自力で頑張って建てています。


東京の三田に建物があることから、「三田のガウディ」とも呼ばれているようです。

ブログもされているようです。

http://arimasutonbi.blogspot.com/

事例② 沢田マンション

こちらは、規模を含めると、度肝を抜かれます。ことらも界隈では有名な物件です。「日本の九龍城」「日本のサグラダファミリア」と呼ばれることもあるようです。

沢田マンション

【出典】 四国大陸 https://www.mlab.ne.jp/management/news_life_20121212/

高知県高知市にあるマンションで地下1階、地上5階建ての鉄筋コンクリ―ト造。こちらを建てたのは、沢田嘉農さん・裕江さんご夫婦。セルフビルド建築でキャリアを重ねた集大成としてこの建物を建築したそうなのですが、鉄筋コンクリート造の建物は、これが初めてだったそうです。嘉農さんはもともとは製材所で働いていたそうです。「設計図はわしの頭の中にある」として、ちゃんとした図面もないまま独自工事によって作られたようです。建築基準法第6条に規定されている建築確認申請を実施していないので違反建築には該当するものの、私有財産権や、入居者の居住権の問題があり、行政も容認している模様。建設当時も度重なる行政指導や、工事中止命令があったようです。そういう意味では、良い事例ではないですが、唯一無二のレジェンド的なセルフビルド建築ではあります。

いくつか関連書籍も出ています。

実践する方法

紹介した事例がちょっとトリッキーなもので、素人には無理には無理だと印象を受けられたかもしれません。

ですが、実際にセルフビルドを実践している建築関係者ではない方も沢山いらっしゃいます。また、セルフビルドを指南してくれるスクールやセミナーのようなものもあるようです。

最初は小さなものから作ってみるのも手かもしれません。

取り掛かりやすいセルフビルドの特徴は、木造平屋の住宅です。

専門的な部分は、専門業者の力を借りながら、部分的にセルフビルドするという方法もあります。

いずれにせよ、いきなりできるものでもないので、最初は、情報収集が必要です。

セルフビルドは簡単!と主張している方や、経験ゼロからセルフビルドをされた方の本をいくつか紹介します。セルフビルドの関連書籍は、kindle unlimitedの対象となっているものが多いので、kindleユーザーは、そちらから見てみるのがおススメです。




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