コーヒーのお手軽自家焙煎 ロータリーグリル編 

はじめに

この記事では、コーヒーのロースティングをお手軽に始める方法について説明します。コーヒーの自家焙煎を行っているというとかなりこだわり派のように思われますが、主な理由は、節約です。著者は、コーヒーが好きなので、1年くらい前までは、おいしいコーヒーを求めて、コーヒーショップでコーヒー豆を買って淹れていました。おいしいのはいいのですが、結構お金かかるんですね。節約の観点から、いかにコスパよくおいしいコーヒーを飲むか探求した結果、自家焙煎するに至りました。ただ単に節約したければ、業務スーパーで大入りのコーヒー豆を買えばいいのですが、そういうのとはちょっと違うのです。

自家焙煎のメリット/デメリット

メリット

  1. 安い
  2. おいしい
  3. 無駄がない

①安い

費用の比較は、大体下記のようになります。

グアテマラを例にとってみます。豆の産地や等級によって随分値段が異なるため、わかる範囲で同じ産地で比較しました。ちなみにアンティグアというのは、グアテマラの主なコーヒー産地(8エリア)のうち、最も品質が良いとされているエリアです。

コーヒー豆の入手方法100g当たりの値段備考
スターバックス536円 →1杯当たり約54円グアテマラ 250g 1339円(税込)アンディグア
自家焙煎199円 →1杯当たり約20円グアテマラ 1kg 1890円(税込)アンディグア
ワールドビーンズコーヒーより選定
焙煎費用10円/100g※電気代相当

②おいしい

これは、焙煎後、ベストタイミングで飲めるので当然です。焙煎後、3日以降くらいがちょうどいいようですが、その場で焙煎してくれる超こだわりショップでなければ、タイミングを選んで、飲むことは難しいです。

余談
東京の目黒にできたスターバックスの焙煎所でコーヒーを買うと、焙煎日、飲み頃などを豆毎に丁寧に教えてくれます。
大阪の北浜ポート焙煎所 では、生豆をその場で焙煎してくれるサービスがあります。

③無駄がない

必要な時に必要な量だけ焙煎すれば、新鮮なコーヒーを無駄なく楽しめます。焙煎したコーヒー豆は、2週間程度で飲み切らなければ、風味はどんどん低下していくといわれています。コーヒー豆は結構難しいのです。冷凍すれば長期保存可能みたいな話もありますが、やはり、新鮮なものに越したことはありません。

デメリット

  1. 手間がかかる(少しだけ)
  2. 焙煎機が場所をとる

①手間がかかる

多少手間がかかります。なので、コーヒーはあまり好きじゃなくて、節約だけしたいという方には、オススメできません。といっても、今回紹介するロータリーグリルを使えば、基本的には、焙煎後、チャフ(コーヒー豆の皮)を除去するくらいです。

②焙煎機が場所をとる

小型の焙煎グッズもありますが、多少場所を焙煎機が場所をくうのは仕方ありません。これは我慢。

生豆の入手方法

生豆は、通販で買うのが基本になります。実店舗で扱っている店もありますが、レアです。また、生豆は、1年以上日持ちするので、焙煎豆より多めに買ったほうがお得です。キロ単位で買い物をすると、実店舗で買っても郵送することになったりしそうです。

下記の2店舗で買っておけば間違いないです。

①ワールドビーンズショップ

注文ロットを細かく選べます。3240円以上で送料無料です。COE(Cup of Excellence)受賞のコーヒー豆も扱っています。実店舗は、東京の大田区にあります。

https://www.worldbeans-shop.com/

②松屋珈琲

https://matsuyacoffee.shop-pro.jp/

注文ロットは1㎏~ 麻袋・正袋(60kg)の注文もできます。どちらかというとプロ志向ですが、個人でも、飲む銘柄を限定できるひとはいいかもしれません。当然ながら、ロットがおおきければ大きいほどリーズナブルです。大きなロットはありませんが、アマゾンでも取り扱いがあります。

自家焙煎に使う機器

ロータリーグリルを使った方法を紹介します。非常に簡単です。探しに探した結果、アマゾンのレビューを見て、これか!と思いました。いまでは、ノンプロが気軽に使える最強ツールだと思っています。コーヒー焙煎以外にも使えマルチユースなのが助かっています。値段もそう高くないです。

ちなみに、下記の商品は、雑誌などでよく紹介されていますが、デザインはよいと思いますが、価格が少し高めなのと、壊れやすいなど機能面の口コミがあまり良くなかったので、選びませんでした。改良版がでればこちらも選択肢としてはありです。今後の動向に期待したいです。

非常に簡単です。下記の手順です。

  1. カゴに生豆を入れる  (焙煎したい量 500gくらいが最大かつ適量?)
  2. 温度を設定する (200~250℃)
  3. 時間を設定する  (15min~30min)

あまりにも簡単なので、特に解説することもないです笑

下記はちょっとした注意点です。

  • 設定温度や時間は、自己研究する必要があります。
  • チャフは、回転部下の受け皿にたまってくれる仕組みになっているので、比較的掃除は楽です。
  • 焙煎がおわったら、豆を冷やしてあげる必要があります。熱いままだと勝手に焙煎が進んしまうためです。この機器は、冷却機能がついてないので、悪しからず。
  • 質の悪い豆(駄豆)は、ハンドピックで取り除いてあげたほうがベターです。

おまけ

このロータリーグリルは、焙煎以外にも結構使えます。鶏を丸焼きにしてみましたが、かなりおいしかったです。他、ポップコーンを作ったり、いろいろできます。

悲報 ロータリーグリル価格高騰

ふと、あのロータリーグリルってまだ健在(売ってる)か確認したところ、とんでもない事実が発覚しました。(2021.1.17追記)

なんと、価格がムチャクチャ高騰しているではありませんか!

↓私が購入した時の値段

ロータリーグリル①

そして、現在のお値段↓

ロータリーグリル2

 

だいたい3倍くらいにつりあっがってる~。まぁいい製品なんだけど。。。。

ちなみに、これは、アマゾンでの取扱い開始から現在に至るまでの価格推移です。

ロータリーグリル価格推移

元々2万円台の代物だったのですね。

以下は、私の想像の話です。

おそらく、メーカーは、いいものができた!と満を持して機能相応の値段で売り出しました。(これは、購入当時正直7000円台でこんなに高性能なの?とビビるほどでした。逆に安すぎて心配。。)

しかし、ほぼプロモーションしていなかったものだから、あまり売れ行きがよくなく、徐々に値下げをして何とか市場に製品を出し続けていたんだと思います。

メイン機能ではないコーヒー焙煎機能にも注目が集まり、さらに今年度の巣ごもり需要にマッチして、、、、

これはイケる!と満を持して元の値段に戻ったのではないかと推測しています。

ちなみにこのブログで紹介したことも少しばかり影響してか、ブログにアップした翌日には、アマゾンは欠品になってましたね。。。(事実だけど、真相は不明 笑)


ちなみに、私の感想としては、コーヒーのロースターとして、2万円出すのであれば、正直他にも選択肢は多数でてきます。

ただ、それ以外の用途(ポップコーン作ったり、鶏を丸焼きにしたり、あれやこれや。。)やるのであれば、まぁ現在の値段出してもよいかなと思います。

それにしても、自分の底値に対する嗅覚は間違ってはなかったことを確認しました。。良い買い物をしました。

 

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