全スパイスカレー中毒者に告ぐ
『カレーは最高だし、辛いけど、サイフにも辛い』
最近私の周りで、スパイスカレーにハマる人達が続出しています。世間的にスパイスカレーブームは確かにあるので、
日々、カレーフリークの間で交わされる会話の中には、
ですが、下記のようなことを言い始めたら、もう、スパイスカレー中毒の末期症状です。素人には触るなキケンというやつです。
『3度の飯よりカレーが好き』
→ルーだけ食べといてください!
『口癖はカレー』
→まさにジャンキー!四六時中カレーのこと考えてると、電信柱にぶつかりますよ!
『カレーは辛いが役に立つ』
→そういうんじゃないのよ。。辛いから役に立つのよ。というか、某ドラマに影響されてる?
※なお、この文章中でカレーとスパイスカレーという表現が登場しますが、両方とも同じくスパイスカレーのことを指します。
なぜなら、スパイスカレーを愛する人たちは、スパイスカレーをカレーと呼ぶ傾向があるからです。かといって、なんでもかんでもカレーと言ってしまうのも若干気が引けるので、時々スパイスカレーという表現を使っています。
スパイスカレーは奥が深く、
確かに、名店でいただく至宝の一皿は何物にも代えがたいものがあります。
しかし、上記の中毒者のような状態となってしまっては、はっきり言って、節約とカレー活動との両立は非常に難しいです。
なぜなら、カレーを昼夜を問わず食べていると、
極端な例ですが、1ヶ月(30日間とします)、昼、
すると、1回1,000円だと仮にすると、
1,000×2×30=60,000円!(一人分)
節約家の外食費としてはかなり高めです。一人でこれだけのカレー費を使ってしまおうものなら、大抵の家計はチンボッツです。マハラジャ以外は。。。
しかも、最近のスパイスカレー屋は、
カレーはやっぱり自炊が最高
そんなことから、私は、スパイスカレー愛と、節約を両立すべく、
カレーは、『タマラナイ魔力のあるカレー』を作るのは、難しいですが、そこそこのスパイスカレーを作るのは、そんなんに難しくありません。
なので、私のように、頻繁に自炊している人間からすると、中途半端な覚悟でカレーを出している飲食店で食べた日には、「あれ?俺のカレーのほうがうまいけど?」と本気で思うようになってしまいます。(多少のうぬぼれ有)
その程度の店であれば、そのうち淘汰されるんじゃないかと思います。ラーメンと同じで、まずいものを作るのが逆に難しいというレッドオーシャンであるが故の難しさはあると思います。
もちろん、カレーの名店で味わい、味覚を研ぎ澄まし、あわよくば、調理法を習得するため、
このように名店の味をラーニングし、
さすがに、私は、この人の生活を完コピすることはできません。
しかし、支出を極限まで削りながらも、
話が少しそれてしましました。。
私が今回お伝えしてしたいのは、
最高の自炊効率化は作り置き
スパイスカレーの自炊を実現するために、
著者の名前は印度カリー子氏。
何ともスパイシーな名前です。
この本の良いところは、
作ったことのある方は大体想像できると思いますが、スパイスカレーを作るのは結構時間がかかります。
特に、1番時間がかかるのは、タマネギを炒める工程ですが、
かといって、
そんなジレンマを解消してくれたのがこの本でした。
スパイスカレーは3種類の要素に分解できる
この本の1番の収穫だったのが、カレーを下記の3種類で構成要素のに分解し、一番時間のかかるグレイビー(タマネギを炒める工程
- グレイビー
- 具材
- ベース
つまり、時間がある時に、このグレイビーを大量に製作して、
そうすれば、平日の仕事帰りで調理がおっくうだったとしても、気軽にインド人になることができます。
必要最低限のスパイスはたった3種類
スパイスの種類はたくさんありますが、印度カリー子先生によれば、使用するスパイスは、下記の3種類と極めてシンプルです。
ターメリック
クミン
コリアンダー
ちなみに、私は、神戸スパイスという神戸のスパイス屋でスパイスを時々購入してい
関西在住の方は、ぜひ実店舗によっていただきたいと思います。(東京にも西葛西に支店があるようです)
その種類の豊富さに度肝を抜かれます。
そして、料金もかなりリーズナブルです。
↑食べログのリンクです。イートインはないはずですが、なぜか食べログ。。。そして、特段評価が高いわけでもありません。。笑止。
しかし、何度も通っているカレー人である私に言わせると、この店は高評価としか言いようがありません。★6.5くらいです。
以前ふらっと立ち寄った時のことです。
たまたま、子連れの有閑マダムと店内に居合わせました。
そして、マダムが強力なスパイスの引力に吸い寄せられ。。。。
マダムは、店の中(いやスパイス中)、子供は、店の外という構図になり。。。
『おかぁさん、いい加減にして~!』と、子供が叫ぶというスキットが繰り広げられました。
まぁそういう店ってことですよ。
ちょうど良いスパイス屋が身近にないという場合は、
送料などが含まれる分、実店舗よりかは割高ですが、
おまけ①カレーの師匠を見つけよう
カレーを自炊し始めると、本やネットなどで、他の人のレシピを参考にしながら、「守・破・離」をすることで、徐々にレベルアップしていくことに快感を覚えるようになります。
そういった営みをする中で、あれ?この人のレシピいいかも?と思う人が出てくることと思います。
私の場合は、前述の印度カリー子先生の他、スパイスカレーの草分け的存在である、水野仁輔さんの本も参考に、カレー生活をたのしんでいます。
水野さんの書籍は、私が通い詰めている福岡ナンバーワンのカレー屋の本棚にも大量に陳列されていたので、きっと間違いないと思います。
↑ちなみにこちらの本を持っています。ドリルというところが、何ともステップアップしようという向上心を掻き立てます。
おまけ② カレーはストレスのバロメーター?
人は、ストレスにさらされるとカレーを、スパイスを、欲するといいます。
しかし、それは、あくまでも一般論であって、カレー狂いの人間に全く関係のない話です。
ストレスがあろうと、なかろうとカレーを欲するのであって、カレーがないことが大きなストレスになります。
そのタイプのストレスを抱えている人を見つけたらば、どうか、やさしく、スパイスをふりかけてください。
こういう感じでふりかければ、誰も文句は言わないと思います。ま、そういうことなんで、よろしく頼みます!
↑「塩振りおじさん」の愛称で知られているヌスレット・ギョクチェさん。