資格勉強

一級建築士と併せて取得したい資格まとめ8選

はじめに

元リクルートフェローで、杉並区立和田中学校の校長もされていた教育改革実践家の藤原和博氏は、下記のキャリア形成方法を提唱しています。

100万に1人の人材

出典 https://globis.jp/article/6567

複数キャリアでトップではないにしてもそこそこの人材になって、稀少な人材になりましょうという考え方です。

1万時間費やせば、業界トップとまではいかなくても、100人に一人くらいにはなれるでしょう。そういった分野を時間をかけて3つ作れば、100万人にひとりの人材になれる!ということなのです。

ホリエモンやキングコング西野氏などもこの主張に賛同しています。

この考え方の前提に「1万時間の法則」というものがあります。

一万時間の法則とは、マルコム・グラッドウェル氏が提唱したある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、1万時間もの練習・努力・学習が必要だというものです。これには、賛否両論あるようですが、大抵のことは、1万時間くらいかければそれなりの人材になれるという一つの目安としては使えると思います。

今回は、『一級建築士×○○×○○』の○○に入る可能性もある(?)一級建築士と相性の良い資格を紹介します。

○○の部分については、資格に限ったことではないので、悪しからず。

宅建士

宅建は、建物にかかわる仕事をしている人であれば、とりあえず取っておいて損はない資格です。2015年に資格名が「宅地建物取引主任者」から、「宅地建物取引士」へ変更になりました。いわゆる士業の仲間入りしたのです。

このため、このため、近年難易度が上がっているようです。

また、例年試験日程が一級建築士の二次試験の2週間後くらいなので、一級建築士の受験が終わらないとなかなか手を出しづらい資格でもあります。

私は、一級建築士受験時代に何度か手を出しましたが、試験直前の付け焼き刃の知識では、なかなか合格点に及びませんでした。(といっても合格点ー1~2点くらいだったので、運がよければ受かってたかもしれません)

今年は受験&合格する予定です。

【合格率】15~17%

【受験日程】10月第3日曜日※

※2020年度は、コロナウィルスの関係で、なんと昨年度の建築士よろしく2回に分けて試験日程が組まれています。10月18日と12月27日です。

都市部等で試験会場が十分確保できないことが想定されているため、先着順で10月18日の日程が埋まり、あふれた人は、12月27日になるようです。年末に受験するなんてまっぴらだったので、受付開始した当日にインターネット申し込みしました。

【試験情報】https://www.retio.or.jp/exam/takken_shiken.html

CASBEE建築評価員

これは、一級建築士を持っていることが受験資格となっています。省エネ性能などの評価を行うのに必要な資格ですが、講習+確認テストという形で一日完結で取得することができます。難易度はそんなに高くなさそうですが、会社推奨の資格なので、今年度受験予定です。受験地が東京と大阪に限られているのが難点。コロナの影響が出そうでちょっと心配です。2020年度の受験申込は、7月1日から開始しています。受験申込も先着順です。

【合格率】合格率 90.0% (2019年度)

受験者数 150名
合格者数 135名
合格点 85点以上(33問中28問以上正解)

そんなに難しくなさそうな雰囲気ではあります。ただ同資格の保有者に聞いたころ、確かにとるのは難しくないけれど、年々知識をアップデートしていかないと使いものにならないとのことでした。これは言ってしまえば、どの資格にも少なからず共通するこだといえます。

【受験日程】9月~10月 東京2回、大阪1回

【試験情報】http://www.ibec.or.jp/CASBEE/CASBEE_AP/notification_BDAP.htm

一級施工管理技術士

受験科目の一部が免除されるため、比較的省エネ受験ができます。一級建築士の資格取得後に受験する人が多い資格の鉄板です。

ただ、私はそこまで現場寄りの仕事はしていないので、今のところ受験は予定していませんが、一級建築士と相性の良い資格です。

ちなみに実地とは、記述式で自分の実務経験の中で工夫した内容などを論述するもののようです。

【合格率】学科・実地ともに30~40%

【受験日程】2020年度 未定

【試験元】https://www.fcip-shiken.jp/ken1/

不動産コンサルティングマスター

こちらは、指定の国家資格(宅建士or一級建築士or不動産鑑定士)の保有者が受験できる資格です。

こちらの試験に合格&受験資格である3つの国家資格での実務経験が5年以上あれば、「公認 不動産コンサルティングマスター」として登録することができます。

私は、来年度受験しようか検討中です。

【合格率】約40%

【受験日程】11月

【試験元】https://www.retpc.jp/consul-exam/

財務系資格 簿記など

財務系の知識は、建築士に限らず、仕事をする上では必須知識だと思います。資格を取るかどうかは別として、簿記3級程度の知識は必須と思いますし、できることなら簿記2級をもっておきたいです。

税理士くらいまでなると、一級建築士と税理士を持っている人は少ないので、稀少性のある人材にはなれると思います。ちなみに、税理士は科目合格制度もあるので、簿記論や財務諸表論あたりを取ることができれば、税理士としは働けませんが、十分稀少性は出ると思います。

どこまでやるかは程度問題です。

法律系資格

例えば、弁護士などです。かなり骨が折れそうですが、稀少価値が非常に高く、引く手あまただと聞いたことがあります。

まれに建築学科を卒業してスパッと路線変更して弁護士の勉強をする人がいるようです。大学の時に講義を受けた教授が、講義の中で、大学時代の同期ににそういった人物がいたと話していました。

弁護士となると、かの西川史子氏が、医者×タレントを実践するにあたり、医療知識のあるタレントというスタンスになったのと同じように、建築知識のある弁護士というスタンスになりそうです。

完全に二足のワラジというのは難しいでしょうし。

医者×弁護士の資格を持っている人もごくまれにいますが、これは、実益というか資格取得をゲームとしてとらえているような匂いがしますね。。。

不動産鑑定士

こちらも取得するのに骨が折れる資格ですが、かなり稀少価値出ると思います。

私の会社にも、こちらの資格を持っている一級建築士が少数いますが、一目置かれている感はあります。

技術士

こちらも取得するのに骨が折れる資格ですが、かなり稀少価値出ると思います。

こちらは、長丁場の資格ですが、大学院卒だと一次試験と二次試験の間に必要とされる実務経験期間を短縮することができて有利です。

こちらも、私の会社でも一級建築士と併わせて保有している人をちらほら見かけます。(役職が高い人に多いイメージです。昇格の最優遇されているのかな。。。)

おわり

以上

後半はかなり駆け足でしたが、建築士+αとして面白そうな資格を紹介してみました。

私自身は、資格勉強以外にも時間を取りたいので、今年(2020年)はCASBEEと宅建士だけ勉強して、確実に仕留めたいと思います。

資格だけがすべてではないので、広い視点で自己研鑽をしていこうと思います。

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